虐待受けた障害者、全国で約2700人に、Twitter [ニュース]
家族や福祉施設の職員などから虐待を受けた障害者は、ことし3月末までの1年間
に全国でおよそ2700人と、前の年より40人余り増えたことが、厚生労働省の
まとめで分かりました。
厚生労働省が、ことし3月末までの1年間に全国の自治体などに寄せられた障害者
への虐待に関する通報や相談の内容をまとめたところ、虐待を受けた障害者は前の
年より44人増えて2703人でした。
ことし2月には長崎県雲仙市の施設で、職員から知的障害がある男性が暴行を受け
大けがをしたほか、知的障害がある女性が性的虐待を受けるなど問題が相次いで明
らかになっています。
自治体などに虐待の内容を複数回答で尋ねたところ、家庭や福祉施設では「身体的虐
待」が1261件と最も多く、全体の46%を占めたのに対し、
障害者が働く事業所では、低い賃金で働かせるなどの「経済的虐待」が最も多くなり
ました。
虐待をしたのは、家族などの「養護者」が1666件と多くを占め、「施設の職員」
などが311件、「職場の上司」などが299件でした。
厚生労働省は「自治体と連携し、家庭に外部の目が入るよう行政サービスの利用をす
すめたり、施設の職員に研修を行ったりして虐待の防止に努めたい」としています。
PC・スマホ・タブレットで読書を http://an.to/hikaritv
コメント 0